安心できるお笑い「となりのシムラ」 ほっと一息つきたいときに見るといいかも
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録画してた「となりのシムラ」を見た。
大人のコメディ」がテーマ。 どんな笑いを届けたいのかという記者の質問に、志村は「作りもんじゃないな、という笑い。 自然の中にある笑いを重点的に考えています。65歳の男のありがちなところに焦点を当てている」と答える。 民放ではなくNHKでコント番組に臨むことに関しては、 「あまりワーワーしないで、落ち着いてクスっと笑える。欲しがらないことですね」と話した。
志村けん、NHKコント「となりのシムラ」第2弾に手応え「想像以上の出来」 - お笑いナタリーより
上記、この番組に対する、志村のコメントのとおり「大人」の笑い(60代以上)に焦点を絞っている。とはいえ30代の「だいじょぶだぁ」世代の僕がみてもおもしろかった。
「あまりワーワーしないで。。。」とありましたが、ホントそのとおり。今迄みたいに、タライが落ちてきたり、笑いの効果の音を使ったり、といった志村の笑いの道具は全くなく、志村の今まで生きてきて、「生きる」とか、「楽しい」とか、なんかいろいろ人が何かを極めて、たどり着いた考え方が満ち溢れている、哲学的な映像作品っていう感じがする。
映像も、セピア色をいろいろと使っているあたりも、そこらへんの哲学的なイメージを出したいためなのか効いている。キャストもピエール瀧、菊地凛子、映画にでるような人が多くて、コント以上の何かを伝えるためのしっかりしたイメージ。
だからと言って緊張感もピリピリする感じではなくほんのりと志村の良い加齢臭が漂うなんか甘酸っぱいイメージ。
馬鹿笑いもないですが、クスっと笑える、心が落ち着く作品でした。